『トムとディックとハリー』ってどんな舞台?

先日幕が上がった

『トムとディックとハリー』

宇宙Sixから

江田剛くん

山本亮太くん

原嘉孝くん

が出演しています!

 

トムとディックとハリー略して

トムディハ!

(りょうちゃん考案)

 

どんな舞台か感想を

ネタバレあまり無しで書いていこうと思いますっ!

 

まずは3人の役割について…

  • トム(江田ちゃん)

しっかり者の長男

とにかくずっと舞台上にいて、とにかく喋ります。長台詞のオンパレード!

そしてとにかく怒鳴ります!こんな江田ちゃん初めてみた←

 

  • ディック(りょうちゃん)

お調子者の次男

舞台上のどこからともなく現れます

とにかくいつも間が悪いw

でも難民の気持ちに寄り添う優しい弟。

 

  • ハリー(原ちゃん)

可愛い可愛い三男

とにかく家から投げ捨てられます←

一生懸命で愛され三男です。

 

 

 

と、まあとにかく3人のキャラクターがとっても可愛いんです…

 

 

あらすじ

トムとリンダはついに今日、養子縁組の面談!

そんな日に困った弟達は帰ってきたり、アイディアを持って遊びにきたり…

2人の弟はトムの為に役に立とうと色々考える訳ですが、そのアイディアがとにもかくにもハチャメチャです。

そんなハチャメチャなアイディアからどったばたの1日が始まり、どうなる!?この面談!!

 

 

といった超ドタバタコメディです…w

詳しいあらすじは公式HPに載ってますのでご覧ください←

(他力本願)

 

トムとディックとハリー公式HP

https://stage.parco.jp/program/tomdickharry

 

みどころ

私なんかが見どころ語るの

ほんとおこがましい限りなんですけど…

まあほら、これ感想なんで←

のんびり暇つぶしに見てください←

 

 

  • 舞台セット&小道具

かわいい積み木のような、

子供部屋のような家のセットでした!

パンフレットにも、

子供が自分でお片付けをしていくように、このひっちゃかめっちゃかになった状況をトムを筆頭に3兄弟が片付けていくことから子供部屋の様なセットにしたと書かれていました。

(一語一句覚えてなくてごめんなさい)

劇中出てくる台車やピストルや資料などの小道具もセットにあったカラフルでおもちゃの様でした!

扉や階段がいくつかあるだけのシンプルなセットですが、それぞれの扉にその扉の先を想像させるマークが施されていてそれも可愛かったです!

 

小道具にリアリティはないけれど、

セットの雰囲気に溶け込んだ小道具達は

コミカルな演技にとても合っていて

スッと溶け込むようなデザインでした^ ^

 

そして何より時計!

ちゃんと動いているんです!

 

養子縁組でやってくるミセス・ポッターとの約束の時間が刻々と迫ってくる臨場感も素晴らしかったです!

 

  • ストーリー

弟達が良かれと思ってした行動ですが、どう考えてもぶっ飛んでる←

トムは頼むから元に戻せ!帰ってくれ!と奮闘するものの、コソボの難民や、ミセス・ポッター、ダウンズ巡査の登場により、事態は悪化!

超悪化!w

トムが必死に誤魔化しますが、嘘に嘘を重ねていくうちにより一層厄介な事になっていきます。

 

 

とにかくテンポが良く、膨大なセリフによって構成された舞台なんですが、

観客が

『待って?今どういう状況!?』

となった辺りでちょうどよく

ディックとハリーがトムに今の状況の説明を求めてくれますw

 

また、セリフの言い回しも海外ドラマのようなジョークを交えつつ進んでいくので笑いがとまりませんw

 

個人的には

トムが焦って言い間違えたり、弟達に怒鳴るときに撤去・退去 や 変態・検体 など、韻を踏んだ言い回しが多く聞いていて気持ちの良いセリフが多かったなと感じたのがすごく好きでした!

 

 

セリフも多く、テンポも速いのでついていけない様で、ちゃんと置いてけぼりにならない舞台でした👏

 

 

登場人物

  • トム(江田ちゃん)

しっかり者の長男ですが、怒鳴っても怒鳴っても優しさ故に結局弟達のアイディアに巻き込まれて行きます。

もー!どうにでもなれよ!

という様に腹をくくってどうにかこの場をやり抜こうとするんですが、

その時のオーバーなジェスチャーから必死さが伝わってきますw

とにかく可愛いですw

 

なかなかのカカア天下の家庭ですが、妻のリンダをうまく誤魔化していく姿もとても愛らしいです!

 

江田ちゃんの優しい声でリンダに語るシーンはファンとしては悶絶モノでした。

こんな長台詞でずーーっと舞台上にいて、大変…と思って見てましたが、サイドテーブルにマグカップが置かれていて、ちゃんと水分補給出来ていて安心しました😂

(カップにはシリコンの蓋が付いていて、安全対策もされてましたよ👏)

 

とにかく汗っかきの江田ちゃんなので、

ポケットからハンカチをだして汗を拭いていましたが、それも絶対絶滅!ピンチ!のトムとしてすごく自然でよかったです!

(ちなみに会見のネットニュースで同じ衣装が3着用意されていて、着替えたとありましたね!ほんと一瞬しか舞台をハケないので忙しかっただろうな…w)

 

 

  • ディック(りょうちゃん)

お調子者で明るいディック!

でもコソボ難民の気持ちに寄り添う優しいディックはほぼほぼ山本亮太そのものでしたw

 

『頼むよ〜ディック〜😂』と観客側からツッコミたくなるようなディックのドタバタ劇w

りょうちゃんのコロコロ変わる表情が本当にディックという人物と重なって、山本亮太ってもしかしてディックの具現化か!?と思わせる感じでした←

 

コソボ難民のカテリーナとのやりとりはシンクロ率100%でクスクス笑いが起きるシーンでした😂

あのシーン大好きだから私も覚えたいなあ〜w

 

 

  • ハリー(原ちゃん)

愛され三男のハリーは愚鈍なところがある弟として描かれています。

そんな愚鈍なところが本当に可愛い👏

ちょっとのんびりマイペースなハリーを原ちゃんは座り方一つとっても可愛く演じきっていました。

 

こりゃーなんだかんだ許しちゃうよな、トムも←

 

愚鈍といえども、

ところどころしっかり役割を果たすハリー。

トムの気づかないところで起きているハプニングをどうにかしようと自分で行動するものの、それじゃあハリーそこから動けないじゃない!とツッコミたくなりましたw

一生懸命考えたハリーが解決策として思いついた案がとってもとっても可愛いのでこれから見る方は楽しみにしていてくださいね!

(雑誌の取材で言っていた原ちゃんが江田ちゃんに甘えるグロテスクwなシーンはここだと思いますがすごく可愛かったですw)

 

ハリーみたいな弟がいたらきっと私も過保護になっちゃうよ!と思わせる可愛い弟ですが、

案外最後の最後にいつも上手く切り抜ける案を出すやり手のハリーだったりしますw

愚鈍というのは罠か!?罠だったのか!?w

 

養子縁組の為に完璧を目指す鬼嫁リンダw

鬼嫁とはいえ、すごく愛らしい奥さんでした!

素直で真っ直ぐ!

トムの事も大好きだし、2人の弟のことは嫌っているけれどどこかユーモアのある怒り方ですごくリンダという人物を好きになりました!

 

能條さん、あの可愛らしい容姿と、羨ましい程のスタイルはさすが元坂道アイドル👏

でもそんなことより素敵なリンダを演じ切っていてこんなに演技上手いんだ!と感動してしまいました!

 

終盤、今までみんなが嘘を固めてきたことによりリンダが盛大な勘違いをするわけですが、その時の演技がとってもコミカルで、トムとリンダの家庭はいつも楽しく優しさに溢れた家庭なんだなあと羨ましく思いました♪

 

終始何語だwwwwwとなるアンドレアスw

しんぺーさんのもらった台本にはなんて書いてあったんでしょうか…というほど私達には到底理解できない言葉で喋りますw

(ディックには気合いでわかる様ですが…w)

※劇中アルバニア語というワードが出てくるのであれはアルバニア語なのだろうかw

 

でもあのセリフ?で感情が伝わってくる不思議…やっぱり役者さんってすごいですね😂

2回目を観劇した時にはもう私にも言葉が理解できる様な気がしました(気がしてるだけですw)

 

アンドレアスがいるだけでハプニングと笑いが起きるんですが、きっとアンドレアスも情に熱いタイプなんでしょうね、3人(主にディック)への感謝の思いが伝わってきました。

 

(まあ何を言ってるかはわからないんですがww)

 

  • コソボ難民カテリーナ(原田樹里さん)

アンドレアスの孫で、ディックとのシンクロ率100%の演技、上記でも書きましたが笑っちゃうくらいシンクロしてて終演後絶対に全観客の頭に残ってるシーンだと思います😂

 

カテリーナ、言葉は通じないものの空気を読む力はピカイチw

うまくトムの話に合わせてピンチを切り抜けます!

 

表情が豊かなカテリーナ、何を言ってるかはわかりませんが(n回目)、思いはひしひしと伝わってきました。

 

カテリーナがスカートの中のドロワーズから物を出すシーンが何度かあるんですが、

ディック達は目をそらさないのに、ハリーは必ず見ない様に違う方向を見ています。

そこはやっぱりリンダを愛する妻帯者ならではの演出なのかなと大好きなシーンでした👏

 

 

  • ダウンズ巡査(福本伸一さん)

真面目でいたって普通の警察官。

でも彼の登場によりトム達の作戦は更に悪化していきますw

タイミングよく戻ってくるんだこのダウンズ巡査w

 

いつのまにか家の中まで入ってきちゃうダウンズ巡査ですがw

彼、警察官ですから案外勘がいいんですよ←

 

でもトム達の提案に付き合ってくれる優しい巡査。彼のおかげでより一層事態はややこしくなりますが、彼も情に熱く、妻を労るところはきっとこの街のいい警察官なんだろうな…😂

 

終盤、

頼むよ!ダウンズ巡査!黙って!黙ってて!

と懇願したくなりましたw

 

 

養子縁組の面談でやってくるポッターさん。

まず最初の印象が

声量!!!!!!!w

さすがですねやっぱり。

所長の風格漂わせて登場してきます。

堅物なのかなと思いきやめちゃくちゃにコミカル所長じゃないですか!

 

それこそポッターさん間が悪いんですよ!w

コーヒーのお砂糖の有無でそんなに腹から声ださんでも😂!wwwとつっこみたくなるほどのキャラクターでしたw

 

シェイクスピアに対してテンションブチ上がりのポッターさんですが、

ディックにポッチャーさんと言い間違えられるところも即座に訂正!勢いのある所長でした👏

 

ポッターさんが

見たこともないようなポーズ〜のシーンは

ポッターさんとハリーの息がぴったりの掛け合いで、どの回でも笑いが起きてるのが想像できます😂

そして最後ちゃんとオチをつけてくポッターさん、最強の所長でしたね👏

 

 

  • ボリス(筒井俊作さん)

登場から貫禄!圧!

そしてやたらと長い名前!w

それこそ絶対絶滅のシーンですが、ボリスを憎めない可愛さがあって、結局笑っちゃうんですよねw

ボリスさん、自分の名前だから当たり前だけどスラスラ言えて凄いw

でも2回観ても覚えられませんでしたw

 

登場シーンこそ少ないですが、

抜群の存在感、そして最後の最後までボリスのフルネーム長すぎ問題が繰り広げられ、大事な大事なキーパーソンでした👏

 

 

 

最後に

 

つらつら私の拙い感想を述べてすみません、こんなところまで読んでくださって感謝しかないです。

 

中屋敷法仁さんの演出舞台、初めて観たのですが、パンフレット(だったか雑誌だったか)にもあったように、トムのセリフをすらすら一緒に稽古中言っていたそうですが、

すらすら言えちゃうくらい考えられた舞台だったんだなと感じました。

ひっちゃかめっちゃかで、ドタバタなのに、どこかまとまっていて、

自由に演技していいよと言われたと演者の皆さんが口を揃えておっしゃってましたが、その自由度がまたこの超ドタバタコメディをより一層面白く演出されていたのかなと思って見ていました。

(月並みな感想ですが)

 

今のこの大変な時期に幕を上げる決断をしてくださった皆さんに感謝しかないくらいこの舞台を観れてよかったです。

とにかく笑いっぱなし!

窮屈な毎日を過ごす今、この舞台にどれだけ救われたか。私にとって忘れられない思い出になったことは間違いないですね😭

 

 

劇場もしっかり対策を取られていて、

検温、消毒とちゃんと段階を踏んで入場し、客席は前後左右1つ飛ばし。

半数が空席は寂しいかなと思いましたが、オリジナルトートが空席に貼られており、カラフルな客席が舞台セットのカラフルさとマッチしていて、不思議と半数ということを忘れてしまうくらいでした!

 

劇場内も私語はNG、ロビーも私語は控えめにというアナウンスがあり、

みんなそれをしっかり守っていてすごく安心して観劇できる環境でした。

 

終演後も、すぐに退館を促すのではなく、密を避ける為、時間に余裕のある方はゆっくりお席でおくつろぎください。というアナウンスが流れていました。

退出順を指定されているわけじゃないのに、

みんなそれに従ってそれとなく様子を見ながら動き始めていて、すごく今の状況に合わせて行動している様子に関心してしまいました😭

 

 

こんな時でも

いや、こんな時だからこそ、

こうやって笑えるエンタメって大事だなと改めて認識させてもらいました!

 

幕を上げてくれてありがとう!!!

楽しませてくれてありがとう!

 

 

そしてここまで読んでくださりありがとうございました!